2018-02-01~06 写真都市 2007~2008

「写真都市 2007~2008」

この展覧会の中の一部屋のテーマとして与えられたのは「モノクロ写真展」
なんともシンプルなものであるが、思えばここ数年はモノクロ写真をほとんど制作していない。

それならばというわけではないが、やはり数年来温めていた企画として、
過去の作品のリミックスというものがあり、その第1回にあたる今回は（第2回以降があるかは分からないが）、
今からちょうど10年前の2007~2008年のものを見直すことにした。
当時は大学4年生、2007年頃にはデジタルカメラを導入したので、
モノクロフィルム中心で撮っていた最後の年でもあった。

手法もそうだけど、やはり10年経つと被写体や撮り方などにも今との違いが鮮明に見える。
この辺は写真の持つ「記録性」という機能のシンプルな面白さかもしれない。
改めてネガフィルムを引っ張り出して、暗室をお借りしてたくさんプリントするのは、
思った以上に骨の折れる作業だったけど、有意義な展示にできたと思う。