(08.01.21)

最近、大学を卒業した後の制作の方法について色々考えている。
今までのように専用の暗室があれば最高なのだが、現在の住宅事情やコストの面を考えると難が残る。
家に仮設の暗室を作るとしても管理が大変だし、あまり大きなプリントには対応できなさそう。
専用の暗室を構えるとしたらやはり数人でシェアしないと効率が悪い。
それにだいたい今後はそんなにまとまった時間も取りにくくなるかもしれない。
とりあえず制作をやめるという選択肢は設けないこととして、じゃあ、コストも比較的押さえられて、
時間がかからないカラー写真のラボプリントにするか。
当然選択しうる方法ではあるが、やはり「モノクロプリント」から離れるのは感覚的に難しい。
それにこれまでのように自分であれこれプリントを調節したいというのもある。
というより、ご存知の通りそっちが今までのメインの活動だったわけで。
そこで有力な選択肢として浮上してくるのが、モノクロ向けインクジェットプリンタによる出力。
正直「入力」については(デジタルカメラかフィルムカメラ)はそんなに大した問題ではなく、
状況に応じて使い分けていけばいいと思っているが、やはりモノクロの「出力」についてが自分にとっての大きな関心となる。
最近インクジェットプリンタによる美しいモノクロプリントを見る機会に恵まれて、
色々考えるうちにコストや時間の現実なことを考えると、この選択は最適かなぁと思っている。
問題となるのは、思い通りのプリントを作ることが出来る「技術」があるかどうかである。
今のところ、画像処理も素人レベルだし、デジタル技術に関する知識もほとんどない。
果たして、これまでの銀塩プリントのような表現が(別に今のプリントが最高だとも思っていないが)、
デジタルでも再現できるのか、どれくらいかかるか分らないが研究してみたいと思っている。
数年後は自分の表現手法も大きく変わっているかもしれないが、
やっぱりモノクロからはなかなか抜けられそうもないだろう。

 

(08.11.19)

デジタルカメラを手にして1年と少しになる。
この春からデジタルカメラで撮影する機会が格段に増えたため(というかデジタルカメラしか使っていない)、
毎日のように画像をアップし続けている。
意外と自分の写真を撮る時間があるということも大きいが、結論を言えばデジタルカメラを手にして、
「自由」を得ることが出来たと思っている。
導入前は色々と文句をつけて懐疑的だったものが、暗室を使えなくなったというのがかなり大きいけれども、
自分の撮影スタイルにマッチしているということが分かったのだ。
撮る写真はストリートスナップが中心だから、自然と枚数が多くなる。
しかし、今までのように残り枚数を気にすることなく、撮影に集中することができる。
そのために、写真が散漫になってしまったことも否めないが、色々なパターンを試すこともできるようになった。
また、データとして写真をシスティマティックに管理できるようになったのも、整理な苦手な僕にとって大きなメリットだ。
もっとも、バックアップの問題など新たに気にしなければいけないことも沢山あるが。
最近では、RAW形式で撮影することが主となっているが、その「現像」というプロセスや、
その後のフォトレタッチの作業は、これまで行っていた暗室での現像作業に共通する要素が結構あったりする。
データさえあればどこでもある程度の作業や、他人に見せたりできるのもいい。
あとは、プリンタを使った出力ができれば完璧なのだが、予算その他諸々の事情でしばらくは実現できそうもない。
そういうわけで、最初はなんだかんだ言っていたが、今では結構デジタルカメラを楽しんでいる。